• 2025/08/22 掲載

米格付け、今後は関税・予算執行の経済への影響が鍵=S&P

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Davide Barbuscia

[ニューヨーク 21日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングスは直近の米国格付け据え置きで関税収入を考慮に入れたが、今後数年の格付けは米国の貿易政策と予算執行が実体経済に及ぼす影響が鍵になる。同社の首席米国アナリスト、リサ・シネラー氏はロイターのインタビューで、こうした見方を示した。

S&Pは18日、米国の信用格付けを「AAプラス」に据え置き、トランプ政権が成立させた規模な減税・歳出法が財政に与える打撃は関税収入によってある程度和らぐ可能性があると説明。格付け見通しも「安定的」を維持した。

エール大学予算研究所が試算した米国の平均実効関税率は現在18.6%と1月初めの2.4%から大きく上昇している。

シネラー氏は「これは重要な(財政へのマイナスの)相殺効果をもたらし得る。大きな変化であり、大事な収入になるだろう」と指摘した。

一方で将来の格付け判断は、経済と統治機構の強さを含めたさまざまな要因に基づくことになると説明した上で「(米国の)信用力に関する構図で最も脆弱な部分は財政軌道だ」と強調した。

シネラー氏は「減税・歳出法がどう執行され、関税収入がどの程度の規模になり、それらが経済成長と投資に及ぼす影響によって結果的に財政状況が改善するか悪化するか、あるいは変化しないかをわれわれは注目する」と述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます