- 2007/06/12 掲載
米アップル、300以上の新機能を付加した「Mac OS X Leopard」10月発売
10月に出荷予定のLeopardには300以上の新しい機能が含まれる予定。アップルのオンラインストアであるApple Store 、アップル直営店、そしてアップル正規販売代理店を通じて、シングルユーザライセンス129ドルにて販売する。Mac OS X Leopard Family Packは、同一の家庭内で5ユーザまでが利用できるライセンスで、こちらのメーカー希望小売価格は199ドルとなっている。
新しいデスクトップと、DockにはStacksという新機能が加わり、ブラウザやメールからのダウンロードで散らかったユーザのデスクトップを整理しやすくなる。また、新しいFinderにはCover Flowが加わり、複数のMacの間でファイルのブラウズと共有が簡単にできる。このほかにも、アプリケーションを開かずにほとんどのファイルの中身を素早くプレビューできる新機能Quick Look、簡単かつ自動的にバックアップし、失ったファイルやMac全体を修復する新機能Time Machine、アプリケーションのグループを作成し、それらを瞬時に切り替える強力な新機能Spacesなどが加わっている。
また、iChatとMailアプリケーションは、ユーザがこれまで以上にクリエイティブにコミュニケーションすることができるよう機能を向上させている。
「LeopardはこれまでのMac OS Xの中でも最高のリリースで、Tigerさえも凌駕し、世界で最も先進的かつ革新的なオペレーティングシステムとしてのMac OS Xのリーダーシップをさらに拡張するもの。今Macをお使いのお客様はもちろん、これからMacをお使いになるお客様もきっとLeopardのことを気に入り、それによりMacの人気がさらに高まるものと考えています。」と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べている。
Leopardにはまた、プロセッサのハードウェア技術開発の最新の成果をフルに活用した3つの新技術が含まれている。フルネイティブ64ビットのサポートは、アプリケーションが64ビットプロセッシングのアドバンテージを完全に活用しながらも既存の32ビットMac OS Xアプリケーションやドライバも同時に動作することを可能にしている。マルチコアの容易な最適化とスケジューリングによって最新のIntelハードウェアのアドバンテージを活用できる。そしてCore Animationを使うと、開発者は、LeopardのSpacesやTime Machineのような、アニメーション化されたユーザエクスペリエンスを自分たちのアプリケーションに簡単に組み込むことができる。
関連コンテンツ
PR
PR
PR