アドウェイズと伊藤忠、アフィリエイト広告事業で、業務提携

　アドウェイズと伊藤忠商事は13日、インターネット・モバイルアフィリエイト広告事業で、業務提携を行うことで合意した。関係強化を目指し、伊藤忠商事は、アドウェイズの株式11,600株（出資比率15％）を取得するという。

　今回の提携は、アドウェイズがアフィリエイト広告黎明期から培ってきたアフィリエイト広告ビジネスのノウハウと、伊藤忠商事が持つインターネットマーケティングや海外事業展開に関するノウハウ、大手企業に対するビジネスネットワークを融合・連動させることで、より高品質・高付加価値のアフィリエイト広告サービスを世界規模で提供することを目指すもの。

　アドウェイズは、「新規広告主の獲得」「海外事業の拡大」「メディア事業の拡大」の三つを事業戦略の柱にしている。今回の業務提携で、伊藤忠商事の国内での幅広いネットワークを活用することにより、アドウェイズのアフィリエイトシステム/サービスを大手広告主企業に提供する。また伊藤忠商事の海外でのネットワークを活かし、アフィリエイト広告事業の活性化に向けた協業体制を構築することで、国内外における事業の強化、市場の開拓、活性化を図っていく。

　今回の業務提携の背景には、インターネット広告の登場と進化がある。広告市場は成長著しく且つ変革期にあり、特に成果報酬型であるアフィリエイト広告は、費用対効果が明白な広告サービスであるため、広告主にとってはきわめてリーズナブルという利点がある。その市場規模は拡大を続け、大手広告主企業の利用も本格化している。その一方で、アフィリエイトサービスプロバイダー間の競争は激化し、より付加価値や品質の高いサービス提供による差別化が求められるようになった。