ネットフリックス市場予想を上回る過去最高益、広告付き低価格プラン好調

ネットフリックスは2025年1～3月期決算で、売上高105億4000万ドル（前年同期比13％増）、純利益29億ドル（同24％増）を記録し、いずれも市場予想を上回った。

1株利益は6.61ドルで、予想の5.68ドルを大きく上回った。同社は今回から四半期ごとの会員数を非開示とし、財務指標への注目を促している。

成長要因には、2025年1月の価格改定や広告収入の拡大が挙げられる。特に、広告付き低価格プランは新規加入者の55％を占め、広告収入の倍増を見込んでいる。第2四半期の売上高見通しは110億4000万ドルとされ、引き続き成長が期待されている。

また、創業者リード・ヘイスティングスが取締役会の非業務執行会長に就任し、経営体制の移行が進められている。同社は2030年までに時価総額1兆ドルを目指す長期目標を掲げている。