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- 2025/08/15 掲載
昭和世代には「理解不能」…?ホラーが若者に流行している「令和過ぎる」背景とは
1969年静岡生まれ。船井総合研究所にて28年間、上席コンサルタントとして従事したのち同社創業。「組織は戦略に従う。戦略は思い(情熱)に従う」がコンサルティング信条。流通小売業界のコンサルティングのスペシャリスト。コンサルティングテーマは、「永続性を実現させるブランド戦略」。これまでに百貨店、GMS、チェーン専門店、TV通販会社、アパレルメーカー、広告代理店とお手伝いする領域は広く、ブランディング、ミッション経営、情熱経営の徹底・実践に取り組んでいる。2015年度 立教大学兼任講師、日本商業ラッピング協会理事 など
ムガマエ株式会社HP:https://www.mugamae.co.jp/
ホラーに魅せられる「令和世代」
筆者は先日、日本橋にて現在開催中の展示イベント、「視える人には見える展-零(ゼロ)-」のメディア向け体験会に参加してきました。筆者はホラー系はあまり得意ではないのですが、2025年4月に渋谷で初開催した「視える人には見える展」の進化版だと聞いて興味を持ちました。と言うのも、前回の開催時は約1カ月間で1.3万人を動員し、チケットも全日程で完売したと言う話を聞いていたからです。渋谷の小さな会場で開催していたにもかかわらず、この集客力は驚くべきものがあると思っていました。
今回の開催場所は日本橋で、竣工から50年以上が経ち、再開発にて取り壊しが決定している「福島ビル」が会場でした。何となく「雰囲気」のある古いビルに、霊能力者である、シークエンスはやとも氏とMiyoshi氏が監修した展示空間が作られていました。
この展示会は、いわゆる、「通常の人では見えない霊的なものが視える人には、それらはどのように見えているのか」を、写真や映像、体感型展示によって、「視える人」の世界を「視えない人」も体感できるという内容です。
筆者は「視えない人」の典型なので、写真を見ても何も見えなかったのですが、はやともさんやMiyoshiさんのアドバイス(?)をいただきながら観覧しました。補助ツールを使い、「視える」とは何か、何がどのように見えているのか。それらが見えることでの苦労なども伺い、あらためて、この世の中には普通の人には見えないもの、科学では説明できないこともあるのだということを実感した次第です。
今回のイベントは開催期間が1カ月弱ではありますが、かなりの集客が見込まれています。
入場料は、通常チケットで平日2,200円、土日祝2,500円。1万人来場があれば2,000万円以上、グッズ販売などもしていますので3,000万円近い売り上げが見込めます(筆者推測値)。短期間の企画展としてはかなり引きの強いイベントとも言えます。ホラー消費の盛り上がりを感じました。 【次ページ】「世紀末」を体験できる展示会とは
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