- 2008/08/06 掲載
グローバルにIT基盤が最適化された企業は存在せず--アビーム調査
インタビュー調査の結果によると、日経グローバル企業のCIOの多くが、事業や地域ごとにビジネスプロセスとIT基盤が異なる現状に問題があると感じており、プロセスの標準化とIT基盤の統合に取り組もうとしているという。
その一方で、経営トップのリーダーシップが得られない、海外拠点でのガバナンスが弱い、業務あるいはITの標準化をどこまで行うべきかといった課題を抱えているという。
そうした中、アビームではこうした企業の成熟度を拠点分散、リージョン集約、グローバル統合、グローバル最適の4つのステージに分類。インタビュー対象企業のうち、拠点分散企業が3社、リージョン集約企業が10社、グローバル統合企業は4社で、グローバル最適と明確にいえる企業はなかったという。
さらに、日系企業がグローバル最適を実現する上での課題を、戦略、組織、プロセス、ITの4つの視点で整理。日系企業がグローバル最適に向けた改革に取り組む場合、まず、プロセス/ITの変革から着手してグローバル最適を支える「仕組み」を整え、それをてこに戦略/組織を変革するというアプローチが適しているとした。
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