- 2008/08/13 掲載
NECの省電力サーバ「ECO CENTER」、国際的ベンチマークで電力効率性能を実証
今回の発表によると「ECO CENTER」は、コンピュータの標準的な比較指標の制定/維持/保証を行う国際的な非営利団体SPECが2007年末から公開している「SPECpower_ssj 2008 ベンチマーク」において、2プロセッササーバ領域で2008年7月31日(米国東部時間)現在世界最高記録となる1010overall ssj_ops/wattを達成した。overall ssj_ops/wattは、オンライントランザクション(OLTP)処理を模したテスト(Javaのサーバアプリケーション)を実行し、その際の消費電力を測定、workloadを100%から10%刻みで0%(idle)まで変化させ、これら11組の、スループット性能(ssj_ops 1秒あたり処理できるトランザクション件数)の総和を消費電力の総和で割った性能消電力比とされている。
「SPECpower_ssj 2008ベンチマーク」は、サーバ向け業界標準ベンチマークの1つであり、消費電力あたりのトランザクション性能測定データを基に、サーバ製品のエネルギー効率比較基準とすべく開発/制定されたもの。「ECO CENTER」は、インテルの省電力CPU「クアッドコア インテル Xeon プロセッサー低電圧版 L5420」や省電力チップセットなど、省電力部品や高効率電源を採用し、サーバ構成部品の最適配置やサーバ冷却に要する電力の削減などを図っている。
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