• 2026/03/25 掲載

半数が「SASE導入を見送る」理由とは?失敗しないガートナー流「ベンダー比較の鉄則」

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ネットワークとセキュリティの統合を実現するSASEへの関心が高まる中、企業は自社に最適な導入モデルの選択に迫られている。ガートナーのトーマス・リンテムス氏が、シングルベンダー型、デュアルベンダー型、マネージド型の3つの実装パターンから、企業規模や既存の環境に応じた最適解を選ぶための指針を解説する。
執筆:畑邊 康浩
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SASEを適切に導入するには
(出典:ガートナー(2025年7月))

なぜ今SASEが「超重要」と言えるのか

 多くの企業のIT環境は、独立した複数の製品やサービスが混在し、それぞれが個別に動作している状態にある。ガートナーのバイス プレジデント, アナリスト、トーマス・リンテムス氏は、この状況を「複雑に絡み合ったケーブルの塊のような状態」にたとえる。

 SD-WAN、ファイアウォール、SWG(Secure Web Gateway)、ZTNA(Zero Trust Network Access)、CASB(Cloud Access Security Broker)といった機能が、それぞれ異なる管理コンソールで運用されている現状は、効率性の低下とヒューマンエラーのリスクを生んでいる。

「多数の異なる管理コンソールで同じポリシーを設定しようとすると、ミスが起こる可能性は極めて高くなります」(リンテムス氏)

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ガートナー
バイス プレジデント, アナリスト
トーマス・リンテムス氏

 こうした課題を解決する概念としてリンテムス氏が紹介するのが、ネットワーキングとセキュリティを統合したクラウドベースのプラットフォームであるSASE(Secure Access Service Edge)である。

 SASEには、SD-WANとSSE(Security Service Edge)という2つの主要コンポーネントがある。SSEは、SWG、ZTNA、CASBの3つのセキュリティ機能を統合したもの。これらに、DEM(Digital Experience Monitoring)などの付加機能を加えたものがSASEの全体像だ。

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【画像付き記事全文はこちら】
SASEは主にSD-WANとSSEからなる
(出典:ガートナー(2025年7月))

 特にDEMは、リンテムス氏が重要視する機能で、VPNユーザーのパフォーマンス問題を自動的に検出し、エンドユーザー自身で解決できるよう支援する。

「20年前、私はVPNユーザーのサポートを担当していましたが、毎日のようにパフォーマンスに関する苦情を受けていました。DEMがあれば、システムが自動的に問題を特定し、ユーザーに解決方法を提示してくれます」(リンテムス氏)

 では、企業がSASEの導入を試みるにあたり、どんな手法が有効なのだろうか。 【次ページ】SASE導入で覚えておくべき「3つ」のモデル
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