• 2026/03/29 掲載

Google、Geminiへの他社AIからの履歴および設定の移行ツールを提供開始

ChatGPTやClaudeからの乗り換えを促進

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米Googleは2026年3月26日、他社の生成AIプラットフォームから自社の対話型AI「Gemini」へ設定やチャット履歴を引き継げるツールの提供を開始した。米OpenAIの「ChatGPT」や米Anthropicの「Claude」などで蓄積したパーソナライズ情報を統合し、AIアシスタントを乗り換える際の再設定の手間を低減する。
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(画像:ビジネス+IT)
 Googleが新たに提供を開始したインポート機能は、ユーザーが他のAIサービスで築いてきたコンテキストや会話の文脈をGeminiに統合し、最初からパーソナライズされた状態で会話を始められるようにする仕組みである。この機能は主に「メモリー」と「チャット履歴」の2つの要素で構成される。

   メモリーのインポート機能では、ユーザーの個人的な背景や興味関心、これまでの前提条件などの設定を引き継ぐ。具体的には、Geminiの設定画面から専用のプロンプトを取得し、現在利用している他社AIアプリに入力して情報をテキストとして抽出させた上で、その結果をGeminiにペーストして記憶させる手順をとる。

 これにより、新しいAIに対してゼロから自身の設定や前提条件を教え直す手間を省く。チャット履歴のインポート機能は、最大5GBまでのデータ容量に対応する。以前利用していたAIアプリからエクスポートしたZIP形式のファイルを直接Geminiにアップロードし、過去のやり取りを維持したままGemini上で会話の続きを行うことが可能となる。

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【図版付き記事はこちら】Google、他のAIツールからGeminiへの移行ツール提供開始(図版:ビジネス+IT)

 本機能は欧州経済領域(EEA)や英国、スイスなどを除く全世界の一般ユーザーを対象に同日から順次展開されており、Geminiアプリの設定メニューから利用できる。現時点では利用に18歳以上の個人用Googleアカウントが必要であり、Google Workspaceを利用したビジネス向けのアカウントやエンタープライズ版、18歳未満のユーザーアカウントはサポートの対象外である。

 生成AIプラットフォームの市場競争が激化するなか、AIモデルを切り替える際のスイッチングコストの解消は各社の課題となっている。競合の米Anthropicも2026年3月初旬に他社AIから「Claude」へコンテキストをインポートできる機能を発表した。

 Googleの親会社であるAlphabetの直近の業績発表によるとGeminiの月間アクティブユーザー数は7億5000万人を超えており、先行するOpenAIの「ChatGPT」を追従している。Googleは今回の移行ツール導入によりユーザー体験の継続性を確保し、競合プラットフォームからのユーザー流入を直接的に促進する戦略をとっている。

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