- 2008/12/24 掲載
NEC、インターネットの経路制御負荷を1/30に削減する技術を開発
今回NECが開発したのは、特定の通信事業者を経由したトラフィックのみを制御する通信制御方式と、トラフィック状況に応じて自律的に制御メッセージの送信先を決定する通信制御方式。双方の制御方式を組み合わせることで、インターネット上の制御メッセージ量を、従来方式と比べて約1/30に削減できるという。
現在、インターネット上で顧客向けのトラフィック転送を行っている通信事業者は、経路制御プロトコルを用いて、他の事業者と接続を行っている。しかし、複数事業者間を接続するための経路制御プロトコルは、一般的にはトラフィック分散を想定して設計されていないため、さまざまな無駄があったのだという。
NECでは、本成果がインターネットの効率的活用と安定性の向上に寄与すると考え、今後も研究開発を強化していくという。
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