凸版印刷など、ICカード利用の「ハードディスク暗号化ソリューション」を発売

　凸版印刷とエヌ・シー・エル・コミュニケーション（以下、NCLC）、ペンティオ、ギーゼッケアンド デブリエント（以下、G＆D）の4社は、ICカードを利用した「ハードディスク暗号化ソリューション」を開発したと発表した。価格は、カード単価が1枚5,000円、ライセンス価格が1ライセンス1万5,000円（それぞれ1000枚の場合）。

　凸版印刷が提供する社員証、学生証向けICカード製品のラインナップである接触/非接触機能を搭載したICカード「SMARTICSハイブリッドICカード」と、WinMagic社のハードディスク暗号化製品「SecureDoc」を機能連携。SecureDocは、ハードディスクをすべて暗号化するため、PCの利用にあたり、OSの起動前にICカードによる認証が行える。また、USBメモリなどのメディアごと、ファイル単位を暗号化することもできる。そのほか、リモートアクセス時のSSL-VPN装置の連携も行えるという。

　NCLCはSecureDocの輸入一次代理店として、ペンティオはプライベート認証局（Gleas：グレアス）の販売を、G＆DはICカード用モジュールの販売を行う。

　4社は、2009年度20社導入、10億円の売り上げ、2010年度で30社導入、15億円の売り上げを見込む。