- 2009/05/18 掲載
日本IBM、金融機関同士を連携するサービスの実証実験を開始
例えば住所変更では、ある金融機関で変更したら、他の金融機関でも変更が反映される。顧客は、一つの金融機関で変更するだけで処理が行えるので、利便性が大幅に向上する。また、複数の金融機関が関連する事務処理を進める場合、各金融機関が処理状況の進捗を共有できるようになるため、円滑な処理と顧客への的確な対応が可能になる。
同システムは、SOAを基盤に構築しており、サービス・メニューの追加や変更を柔軟かつ容易に行うことができる。また、センターとなるシステムを用意して情報を一括で管理する形態ではなく、複数対複数で相互に接続できるシステム形態を実現しているため、より柔軟な接続ができる。設計では、SWIFTが活用しているISO20022を参照している。システム開発は、IBMのグローバル・デリバリー・センターの一つである中国の上海を活用し、システムの一部はインドのIBMクラウドセンターで稼動させているという。
関連コンテンツ
PR
PR
PR