マイクロソフト、Hyper-V用デバイスドライバをオープンソースソフトウェアとして提供

　米マイクロソフトは21日、同社の仮想化ソフト「Hyper-V」向けのデバイスドライバのソースコードをLinuxのコミュニティに提供したと発表した。

　2万行にわたるソースコードは、Linux向けの3種類のデバイスドライバを含んでおり、オープンソースソフトウェアで採用されることの多い「GPLv2」のライセンスのもと公開されるため、改変や再頒布が可能になる。Linux環境での使い勝手を向上することで、Hyper-Vの利用者増を図る。

　なお、Hyper-V向けでは既にSUSE Enterprise Linuxなどが、こうした仮想化向けドライバを利用できた。今回の発表により、他のLinuxディストリビューションの利用時にもパフォーマンスの劣化が軽減されるという。