住友生命、従業員1652名の個人情報がWinnyで流出

　住友生命保険は29日、ファイル共有ソフト「Winny」を通じて、従業員の個人情報が流出したと発表した。

　流出したのは、2005年9月から2009年6月の間に横浜支社に在席した従業員の氏名、生年月日、性別、所属、入退社年月日などの雇用管理情報。退職者を含めて1652名にのぼる。住所や電話番号、顧客に関する情報は含まれていないという。

　同社では社内情報の社外持ち出しを禁じていたが、横浜支社の従業員が自宅に所有するPCで業務に関する資料を作成、加工しており、徹底されていなかった。その従業員の個人PCがウイルスに感染し、ファイル交換ソフトWinnyを経由して情報が漏えいし、28日に確認した。

　情報流出した従業員には個別に連絡し、事情説明とお詫びを開始しているとしている。