- 2009/08/04 掲載
京セラコミュニケーションシステム、米国nCircle社のPCI DSS準拠の診断レポートサービスを開始
PCI DSSでは、クレジットカード会員情報を取り扱う、クレジットカード発行会社(イシュア)・加盟店契約会社(アクワイアラ)・加盟店・決済代行会社・サービスプロバイダなどに課せられる「カード情報とITシステムを安全に保護するための要件」が定められている。
その中の要件11.2では、「内部および外部ネットワークの脆弱性スキャンを少なくとも四半期に1度およびネットワークでの大幅な変更(新しいシステムコンポーネントのインストール、ネットワークトポロジの変更、ファイアウォール規則の変更、製品アップグレードなど)後に実行する」と定められており、PCI DSS準拠には、ASVによる脆弱性診断が必要条件となる。
「PCIスキャンサービス」では、導入企業が記入したヒアリングシートをもとに、nCircle社が外部ネットワークの脆弱性スキャンを実施し、ASVレポート2種(英語版、日本語版)を提供する。
nCircle社は、2007年2月にPCI SSCの認定を受けたASVの1社。同社の提供する「nCircle IP360」を利用した「PCIスキャンサービス」は全世界で4,000社の導入があるという。
KCCSは、2002年よりnCircle社の「nCircle IP360」を販売しており、今回PCI DSS準拠企業をサポートするためにnCircle社が提供する「PCIスキャンサービス」の国内販売を開始する。
価格は12万円(税込)から。KCCSではPCI DSS関連サービスで2年間で2億円の売り上げを見込む。
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