- 2010/01/06 掲載
ローソンの採用サイトが改ざん、JR東、ホンダ、モロゾフなど、企業サイト続々被害
改ざんされたのは、http://www.lawson-recruit.jp/内のページ。2009年12月28日11:21~2009年12月30日0:20にかけて改ざんされていたという。ローソンによれば、同期間に閲覧したユーザーは最大450名。当該機関に同Webサイトを閲覧したユーザーは、閲覧するだけでウイルス感染のおそれがあり、ローソンではウイルス対策ソフトなどで、感染の確認と削除を促している。
改ざんの原因になったのは、Gumblar(ガンブラー)の亜種とみられている。Gumblarは2009年初頭から世界的に確認され、サイトを閲覧するだけで感染し、感染に気付きにくい特徴を持ち、さらに感染者からFTPのIDとパスワードを奪取し、さらにそれを使って改ざんサイトを増やす特徴を持つため、爆発的に流行しつつある状況。
Gumblarは、昨年12月から東日本旅客鉄道(JR東日本)、ホンダ、洋菓子メーカー「モロゾフ」、京王電鉄の一部のキャンペーンページなど、各Webサイトで感染が報告されているほか、個人運営の人気サイトなどでの感染も確認されており、情報処理推進機構(IPA)でも注意するよう呼びかけている。
ウイルス対策ソフトのパターンファイルを最新のものにすることで一部の亜種は対応できるが、今後さらなる亜種が出てくる可能性もある。その場合、Webサイトの管理者のパスワードを定期的に変更したり、サイトの変更履歴を確認する必要がある。そのほか、WAF(Web Application Firewall)や、IPS(改ざん防止システム)などで防げるケースもある。
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