シマンテック、DLPプラットフォーム「Symantec Data Loss Prevention 10」を発表

　シマンテック コーポレーションは8日、情報漏えい防止製品「Symantec Data Loss Prevention 10」を発表した。

　同製品は、使用場所にかかわらず、機密情報を保管、検出、監視、保護する情報漏えい統合ソリューション。最新版では、ポリシーに基づいて、機密データを含むファイルに対する暗号化やERMなどが適用できるFlexResponse機能が追加された。

　この機能を利用することで、たとえば、合併契約書へのアクセスの人数を制限する場合、そのグループのDLPポリシーでデータを機密扱いにするように指定し、Microsoft社のActive Directory Rights Management Services（ADRMS）を使って、このコンテンツのコピーにERMを適用できる。

　また、新たにXMLとWebサービスがサポートされ、同製品からSymantec Control Compliance Suiteなど、同社のエンタープライズセキュリティ ダッシュボードやコンプライアンスソリューションなどに、DLPデータを送信できるようになった。

　GigaTrustやLiquid Machines、Oracle、PGP Corporationなどの他社ベンダーと提携し、他社サービスと連携できるソリューションもオプションで提供する。

　なお、Symantec Data Loss Prevention 10のポリシーと検出機能では25の言語がサポートされる。また、製品は日本語、簡体字中国語、フランス語にローカライズされ、これらの言語でポリシーの作成、インシデントの管理と対応、包括的なシステム管理を行うことができる。