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- 2011/07/05 掲載
【連載 第6回】これからの企業で働くための条件:これからの働き方 ~東京から発生した新しい都市生活スタイル~
名古屋商科大学大学院教授、アソシエイトディーン
ネットベンチャーの取締役ヴァイスプレジデント、マーサージャパン名古屋オフィス所長、プリンシパル、コミュニケーション・プラクティスリーダー、ライトマネジメント・タレントマネジメント・プラクティスリーダー等を経て2010年春より現職。
これまで国内外の各業界トップ企業に対して、グローバル化、ビジョン/風土浸透・改革、取締役会の改革、次世代リーダーの育成、タレント戦略の構築、チェンジマネジメント、人事制度の構築、M&Aなどのテーマでコンサルティング活動を行ってきた。
現在名古屋商科大学大学院ビジネススクールにて「リーダーシップ」「ビジネスプレゼンテーション」などの授業や海外ビジネススクールへの講演を担当し、次世代リーダーの育成を行う。
著書として『4つのカラーで見直そうこれからの働き方』(ファーストプレス)。
共著として『取締役イノベーション』(東洋経済新報社)、『転職しかできない人、展職までできる人』(日経人材情報)。
英国ダラム大学ビジネススクールMBA修了。英国クランフィールドビジネススクールエグゼクティブプログラム修了。早稲田大学商学部卒。
東日本大震災後の東京に現れた
注目すべき新しい生活スタイルの姿
これからも都会の生活スタイルは目映いばかりに明るくないと成立しないのだろうか? それがスマートな生活スタイルであったり、ワークスタイルの条件なのだろうか? 私の周りの限られた周囲から聞かれる声を聞く限り、この図らずも自然に身に付いてしまっていた“伝統的な都会感覚”も、これを機会に刷新すべきかもしれない、と感じ始めてている。
東京を歩くと従来ではあり得ない反応を東京の住人がしていることに驚きを隠せない。駅に行けば、明かりは少ない。エスカレーターは最小限しか動いていない。従来であればこれは、「キチンと動いていない」「壊れている」「暗い!」としてすぐに修理の対象であり、皆が一種の恥ずかしさを覚えていたものだった。だから、早く直して、ピカピカであらゆるところに機械と電気の恩恵をわたらせようという動きを知らず知らずのうちに行っていた。これこそが我々の誇るべきテクノロジーと日本人の几帳面さを表すものであり、世界に誇るものであったかのように!
しかし、東京の今を見る限り、それは幻想であったのかのように、過去の遺物になりつつあるのかもしれない。そう感じさせられることが日常で頻繁に起こっていることに注目したい。
エスカレーターが動いていない状態を見て、「壊れている」とぶつぶつ言う人はもはやいない。「必要ない! 歩けばいい」と気持ちが自動的に切り替わるようになっている。
夜、居酒屋で飲んでいると、店の人が明かりをつけても「なんでつけるの? 別にいいのに!」という声すらあがっている。これが今の東京の生活スタイルであり、現実である。
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