- 2011/10/24 掲載
NEC、人物位置推定システムを開発 約25%の電力削減効果を実証
NEC本社ビルのオフィスにおいて、社員70名を対象に、人物の位置を推定し、位置に応じて電力を制御する実証実験を実施した。とくに、着席者が多く動きが少ないオフィスで利用するために、特殊なカメラで人の動きの差分を測定する必要があった従来方式に比べ、同システムでは、通常の監視カメラを複数連携して、高精度に人の位置を把握する方式を採用。また、社員が携帯するRFIDの受信情報や座席情報と関連づけることで、オフィス内の人数や人の位置、属性(IDなど)をリアルタイムに把握し、ビル管理システムを介して、状況にあわせた照明や空調・PC電源の制御が可能という。これらの技術を実際にオフィスに適用した場合の効果をシミュレーションした結果、制御前に比べて電力消費量(CO2排出量)を約25%削減できることを実証した。
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