- 2012/04/10 掲載
デンソー、中国上海市の開発拠点を移転・拡充 2013年度までに約72億円投資
同社では、1994年に山東省烟台(えんたい)市に最初の生産拠点を設立して以来、拡大する中国市場に対応して拠点を順次設置。現在は22の生産会社においてカーエアコンやエンジン制御部品、燃料噴射部品、オルタネーター、スターター、カーナビなどを生産している。開発拠点としては、上海テク二カルセンター以外にカーナビを中心とした量産製品のソフトウェア開発を行う電装(上海)信息技術有限公司(日名:デンソーソフトウェア上海有限会社)が上海市にある。
中国市場では、カーメーカーの現地開発が進展すると共に、製品の価格競争力の向上が課題となっており、デンソーでは、中国における更なる事業拡大に向け、市場ニーズに適した設計や現地で完結する設計の推進等を通じて、より一層の顧客サービスの充実と製品の競争力の向上を目指す方針。テクニカルセンターの規模としては、人員を現状の2倍以上に増強すると共に、2013年度までに約72億円の投資を計画している。今回の移転・拡充により、風洞設備などの大型評価設備を新たに設置して、設計・開発の対応領域の拡大・強化を図り、顧客による中国での現地開発・自主開発に貢献できる体制を整える。
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