- 2012/07/13 掲載
Webアプリケーションの性能管理、丸紅情報システムズが米アップダイナミクス製ソフトを販売
AppDynamics Proは、Javaや.NETで開発したWebアプリケーションなどのレスポンス(処理・応答)時間を、リアルタイムに管理し、レスポンス遅延などの問題発生時には、その原因を早期に特定することができるというもの。アプリケーションのサービスレベルの維持、向上を実現する。
本製品では、複数のサーバ環境やクラウド環境など、複雑なインフラ環境上に分散するアプリケーションの構成状況を検知し、自動でシステム構成図を作成することができるため、利用開始時の設定が簡単だという。
各アプリケーションサーバに専用エージェント「Application Server Agent」を導入する必要があるが、導入サーバの情報は管理ソフトウエア「AppDynamics Controller」で一元管理できる。両者間ではhttpまたはhttpsで通信を行う。管理者はアップダイナミクス・コントローラへパソコンのWebブラウザからアクセスして管理する。

コード変更やインフラ環境を変更した場合でも自動的に設定を変更するため、管理者の管理負荷を軽減できるとしている。稼働中のアプリケーションへかかる負荷を軽減するために、情報収集は問題発生時に限って行うという。問題発生時には、どの処理に起因した問題なのかを簡単な操作で追跡、検知することが可能。
ネットバンキング、ネットショップ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS、ネットゲームを含む)などのインターネットを利用するサービスでは、サービス内容はもちろん、Webの利用者がいかにストレスなくサービスを利用できているかどうかを重視して管理できるという。
価格は50万円(税抜き、1エージェントあたり1年間ライセンス、管理ソフトウエア付属、サーバ機器は別途)より。一部の機能を使用できる「アップダイナミクス・ライト(AppDynamics Lite)」を無償で提供している。丸紅情報システムズでは、販売開始から1年間で3億円の売上を目指す。
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