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  • 2012/12/04 掲載

いま意思決定に求められる、「これからのビジネス・アナリティクス」とは

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情報の爆発的な増加によって、企業が収集・蓄積しているデータ量が大幅に膨れあがっている。そこで注目されているのが、過去の事実データの傾向を分析するだけでなく将来の動向のシミュレーションにまで活用し、意思決定を支援する「ビジネス・アナリティクス」という概念だ。日本オラクルの枇榔貴子氏に、ビジネス・アナリティクスの動向と、ビジネス・アナリティクスを実現する日本オラクルの高速分析専用マシン「Oracle Exalytics In-Memory Machine」について話を伺った。

ビジネスに必要な情報をすべて活用していくためのソリューション

photo
日本オラクル
製品戦略統括本部
テクノロジーアライアンスビジネス推進本部
担当シニアマネージャー
枇榔貴子氏
 ビジネスの様々なシーンで収集・構築してきたビッグデータを活かし、企業活動に活かす「ビジネス・アナリティクス」という概念が、大きな注目を集めている。これは、従来のマーケティングのキーワードとなっていたビジネス・インテリジェンスと、どう違うのだろうか。日本オラクル 製品戦略統括本部 テクノロジーアライアンスビジネス推進本部 担当シニアマネージャーの枇榔貴子氏は、ビジネス・アナリティクスはビジネス・インテリジェンスを進化させたより広範囲な概念であると説明する。

「ビジネス・インテリジェンスが、蓄積された過去の事実データを意思決定のために活用するのに対して、ビジネス・アナリティクスは将来のシミュレーションであったり、市場のビックデータの分析であったりと、より進んだ企業データ活用の概念であると我々は考えています。また、ビジネス・インテリジェンスは主にBIツールによって実現しますが、ビジネス・アナリティクスはツールだけではなく、データを格納する基盤の部分からデータの分析の全体的な領域までカバーし、ビジネスに必要な情報をすべて活用していくためのソリューションを提供します。」

 ビジネス・アナリティクスに注目が集まっている背景には、ネットワークインフラと成熟と情報端末の普及による情報量の爆発的な増加がある。統計によると、情報発生量が2009年と比較し、ほんの10年ほどで2020年には約45倍に、また情報流通量は2009年までの累計値と 2010年単年の値を比較すると単年の情報流通量量の方が増加しているという。こうしたビッグデータ時代の到来にあたって、あらゆるデータを網羅的に活用するための統合情報基盤としてのビジネス・アナリティクスに大きな期待が寄せられている。

「モバイルの環境が整ってきたという点も、ビジネス・アナリティクスに関心が集まっている理由の一つにあるでしょう。たとえば営業担当者がお客様を訪問する際に、今までは会社に戻らないとデータが見られませんでしたが、iPadなどの情報端末の出現によって、お客様に訪問する直前に最新のデータをリアルタイムに確認し、営業のアクティビティの質を高めることが可能になりました。このように、経営者層やエグゼクティブクラスだけでなく、現場の方々がリアルタイムに情報を活用し、意志決定に役立てる〈オペレーショナルBI〉の重要性が高まっています。」

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