• 2022/11/30 掲載

IMFとWTOトップ、グローバル化逆流に伴う負の影響に警鐘

ロイター

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[29日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事と世界貿易機関(WTO)のオコンジョ・イウェアラ事務局長は29日、グローバル化の逆流がもたらす負の影響にそろって警鐘を鳴らした。

ゲオルギエワ氏はドイツのショルツ首相との会談後、グローバリゼーションは新型コロナウイルスのパンデミックとロシアによるウクライナ侵攻のために、第2次世界大戦以降で最大の試練に直面していると指摘。「だが大事なものまで捨ててはいけない。われわれ全員がより豊かになる貿易をやめてしまわないでほしい」と訴えた。

オコンジョ・イウェアラ氏も、世界経済が2つのブロックに別れてしまえば、世界全体の総生産(GDP)は長期的に5%押し下げられるとのWTOの試算を紹介した。

その上でオコンジョ・イウェアラ氏は「貿易を縮小して保護主義的になれば、われわれが現在把握している諸問題の解決は簡単になるのではなく、むしろ難しくなる。保護主義、デカップリング、分断は非常に破壊的で代償が大きくなる」と主張した。

また両氏は、グローバル化の逆流や分断で一番痛手を受けるのは途上国と新興国市場になると断言。オコンジョ・イウェアラ氏は、これらの国のGDPの落ち込みは2桁に達するだろうと付け加えた。

一方ゲオルギエワ氏は、米国と中国で成長が減速しているとの見方を示し、各種データは世界経済の来年の成長率が10月半ば時点のIMF見通しの2.7%よりさらに低くなる展開を示唆していると述べた。

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