- 2022/11/30 掲載
JAM、ベア9000円要求へ=昨年の1.5倍、8年ぶり引き上げ―23年春闘
機械や金属産業の中小企業労働組合で構成する「ものづくり産業労働組合(JAM)」が、2023年春闘で基本給を底上げするベースアップ(ベア)の要求水準を8年ぶりに引き上げ、月9000円とする案を固めたことが29日、分かった。16年春闘以降続いていた月6000円の要求額の1.5倍で、15年春闘と並び過去最高。
急速な円安などによる物価高が生活を圧迫する中、物価上昇分を賃上げに反映させたい考え。ベア要求は10年連続で、来月4日の中央討論集会を経て、来年1月の中央委員会で正式に決定する。JAMは連合の芳野友子会長の出身母体。
中央組織の連合は23年春闘のベア要求水準について、16年春闘以降続いた「2%程度」から「3%程度」に引き上げる方針案を確認。大手企業に比べて給与水準が低い傾向にあるJAM傘下の中小企業では、月9000円は連合を上回る要求水準となる。
【時事通信社】
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