［ワシントン　２日　ロイター］ - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）と韓国電池大手ＬＧエナジー・ソリューションは２日、両社の合弁会社アルティウム・セルズの米テネシー州スプリングヒルにあるバッテリーセル工場に２億７５００万ドルを追加投資すると発表した。同工場の年間バッテリー生産能力を３５ギガワット時から４０％超増強して５０ギガワット時にする。

テネシー工場が本格操業態勢になるのは来年終わり頃を予定。同工場に対しては昨年４月に２３億ドルの投資を発表していた。追加投資で従業員を約４００人増員し、本格操業時に１７００人態勢を組む。

同合弁会社はオハイオ州で８月に最初の工場を稼働。ミシガン州で建設中の２６億ドルの工場は２０２４年に稼働予定。この３工場が２０年代のうちに完全操業に移行すれば、合弁会社の生産能力は１３０ギガワット時を超える想定という。

同社はこのほか、インディアナ州でも２４億ドルと見込まれる４カ所目のバッテリー工場を検討している。