- 2022/12/05 掲載
連合の賃上げ5%要求「驚きない」=価格転嫁、供給網全体で―経団連会長
経団連の十倉雅和会長は5日の記者会見で、連合が2023年春闘で賃上げ要求水準を「5%程度」と決めたことについて、「連合は物価上昇に負けない賃上げを打ち出しており、特に驚きはない」と述べた。
十倉氏は「われわれも物価上昇を一番重視してくださいという方向で(経営側の指針を)詰めている」と説明。「春闘というよりも(労使で)協調して、物価と賃金の好循環を回していきたい」との意向を示した。
従業員の雇用の7割を中小企業が占めている現状から「(原材料価格の高騰を考慮した)価格転嫁が日本のサプライチェーン(供給網)全体で起きることが理想だ」と指摘。下請け企業との取引価格適正化を約束する「パートナーシップ構築宣言」の浸透に努力する方針を強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕経団連の十倉雅和会長=6月16日
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR