• 2022/12/10 掲載

米卸売物価、11月は前年比+7.4%に鈍化 21年5月以降で最小に

ロイター

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[ワシントン 9日 ロイター] - 米労働省が9日発表した11月の卸売物価指数(PPI)は前年比、前月比ともに上昇率が市場予想を若干上回った。ただ基調的に減速の傾向を示し、米連邦準備理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を縮小する可能性もある。

11月のPPI(最終需要向け財・サービス)は前月比0.3%上昇。10月の上昇率は0.2%から0.3%に上方改定された。

前年比上昇率は7.4%。10月の8.1%から鈍化し、伸びは2021年5月以降で最小だった。

ロイターがまとめた市場予想は、前月比0.2%上昇、前年比7.2%上昇だった。

LPLフィナンシャル(ノースカロライナ州シャーロット) のチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は「卸売物価の伸び鈍化はインフレ環境が改善する前兆だ」と指摘。「FRBは来週、利上げペースを鈍化させ、23年もその基調を続けるだろう。ただ、卸売物価の月次の伸びは引き締め継続の必要性を示している」と述べた。

サービス価格は0.4%上昇。全体の上昇の大半を占めた。10月は0.1%上昇だった。証券仲介、ディーリング、投資アドバイスおよび関連サービスのコストが11.3%上昇。機械・車両卸売、ポートフォリオマネジメント、長距離自動車運送も上昇したが、旅客輸送、自動車および部品、ホテル宿泊費は下落した。

財(モノ)の価格は0.1%上昇。10月は0.6%上昇だった。食品価格が3.3%上昇した一方、エネルギー価格が3.3%下落した。食品とエネルギーを除いたコア財価格は0.3%上昇した。前月まで2カ月連続で横ばいだった。

変動の大きい食品、エネルギー、貿易サービス部門を除いた、いわゆるコアPPIは前月比0.3%上昇、前年比4.9%上昇。前年比の伸びは21年4月以降で最小だった。10月は前月比0.2%上昇、前年比5.4%上昇だった。

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