- 2022/12/10 掲載
ユーロ圏銀行、超低金利融資の4475億ユーロを追加返済へ=ECB
銀行は11月に2960億ユーロを返済し、さらに520億ユーロが12月に満期を迎え、これらを含めると超低金利融資は数週間で計7960億ユーロ減る。
ユーロ圏の銀行はTLTROで総額2兆1000億ユーロ相当の融資を受けていた。これはユーロ圏がデフレに陥る恐れがあった際に銀行による融資を後押しし、経済活動を活性化することを目的に導入された。
しかし、現在は高インフレに直面している。ECBは銀行に早期返済を促すため、11月に融資の借り入れコストを引き上げていた。返済後の超低金利融資の残高は総額1兆3200億ユーロとなり、大部分は来年6月に満期を迎える。
早期返済によって銀行の資金調達コストが上昇して需要が緩和され、今年10月に前年同月比10.6%と過去最高になったユーロ圏のインフレ率の抑制につながることが期待されている。
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