- 2022/12/21 掲載
米アマゾン、競争法違反調査3件でEUと和解 制裁金回避
1件目はアマゾンが規模や支配力、データを利用して自社製品を売り込み、同社サイトに出店している小売業者に対して不当な優位性を得ている疑いがかけられていた。アマゾンは他社のデータを自社の競合する小売事業やプライベートブランド(PB)商品に使用しないことで合意した。
2件目はウェブサイト上で売り上げの多くを稼ぐ「購入ボックス」と呼ばれる部分に表示する小売業者の選定方法が平等かどうかというもの。アマゾンは他社の商品が最初のボックスの商品と価格や配送方法が大幅に異なる場合、2つ目のボックスを目立つようにすることに合意した。
3件目として、アマゾンの会員制有料サービス「アマゾンプライム」で小売業者がアマゾンが認可し、選んだ以外の独自の物流・配送サービスを選択できるようにすることでも同意した。
欧州連合(EU)のベステアー上級副委員長(競争政策担当)は記者会見で「欧州委員会はアマゾンが提示した約束を受け入れることを決めた。これらの約束は、アマゾンの電子商取引市場での慣行に関する競争に関する予備的な懸念に対処するものだ」と述べた。
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