• 2022/12/21 掲載

米住宅着工、11月は0.5%減 一戸建てが2年半ぶり低水準

ロイター

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[ワシントン 20日 ロイター] - 米商務省が20日発表した11月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.5%減の142万7000戸となった。市場予想は140万戸だった。

住宅市場の大半を占める一戸建て住宅の着工件数は4.1%減の82万8000戸と、新型コロナウイルス感染第1波に見舞われた2020年5月以来、2年半ぶりの低水準だった。住宅ローン金利急上昇が引き続き住宅市場の活動を圧迫している状況が浮き彫りとなった。

FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「米連邦準備理事会(FRB)による利上げは住宅建設市場の不況をさらに深刻化させ、想定通りの結果をもたらしている」と述べた。

一戸建て住宅建設は南部と中西部で減少した。北東部や西部では増加した。

一方、5戸以上の集合住宅の着工件数は4.8%増の58万4000戸と、4月以来の高水準となった。住宅ローン金利の高騰により、住宅購入希望者の多くが賃貸住宅にとどまらざるを得ないため、集合住宅の建設は旺盛な賃貸需要にけん引されている。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、期間30年の住宅ローン固定金利の平均は一時7%を上回る水準に上昇し、2002年以来の高水準となった。先週時点では平均6.31%まで低下したものの、前年同期比では2倍になっている。

集合住宅の好調ぶりにも陰りが見え始めている。5戸以上の集合住宅の着工許可件数は17.9%減の50万9000戸と、2021年5月以来の低水準となった。一戸建ての建築許可件数も7.1%減の78万1000戸と急減し、2020年5月以来の低水準を記録した。

全体では、11月の着工許可件数は11.2%減の134万2000戸だった。

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