- 2023/01/06 掲載
ヘッジファンド、23年も大手に資金集中の見通し=調査
エイジクロフト・パートナーズの創業者兼最高経営責任者(CEO)のドン・スタインブリュッゲ氏は、大手ヘッジファンドの昨年の運用成績は好調だったものの、投資家が大手に固執することは誤っているかもしれないと指摘する。
ヘッジファンドの規模が拡大すればするほど、一部市場での収益確保が難しくなるという。
オランダの年金基金APGでの勤務経験があり現在はコロンビア大学で教鞭をとるマイケル・オリバー・ウェインバーグ氏も「ヘッジファンドの一部は大きく成長したため、これまでと同じ水準のリターンを生み出すことはより困難になる」と分析。「規模が小さく、キャパシティーに制約のある取引や市場に投資できることから恩恵を受けていたが、今では規模が拡大し過ぎた」との見方を示した。
一方でスタインブリュッゲ氏は、小規模ヘッジファンドの昨年の成績は振るわなかったとし、「その結果、中小規模のヘッジファンドの清算が今後も続く」との見方を示した。
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