- 2023/01/13 掲載
米消費者物価、6.5%上昇=6カ月連続で伸び鈍化―12月
【ワシントン時事】米労働省が12日発表した2022年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比6.5%上昇した。伸び率は21年10月以来、1年2カ月ぶりの低水準。前月の7.1%を下回り、6カ月連続で鈍化した。
前月比では0.1%低下し、20年5月以来のマイナスを記録。米国のインフレ率は依然として「あまりにも高すぎる」(連邦準備制度理事会=FRB=高官)ものの、峠を越えたとみられる。政策金利が年4.25~4.50%の「景気抑制的」な水準に達する中、FRBは来月初めの次回金融政策会合で、利上げ幅を前回12月の0.5%から0.25%に縮小するとの観測が強まっている。
項目別では、食品が10.4%上昇と依然高水準で推移。家賃を含めたサービス価格(エネルギー関連を除く)も7.0%上昇と、高い伸びが続いた。一方、中古車・トラックは8.8%低下した。
変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は5.7%上昇。伸び率は3カ月連続で鈍化した。
【時事通信社】 〔写真説明〕2022年12月14日、米ニューヨークの街頭を買い物袋を持って歩く人(EPA時事)
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