- 2023/01/13 掲載
中国の大豆輸入、12月は前年比+19% 年間では2年連続減
国内の供給不足を緩和するため、在庫を積み増す動きが広がった。
大豆輸入は過去数カ月、予想を下回っており、国内の大豆価格が記録的な水準まで値上がりしていた。
22年の輸入は前年比5.6%減の9108万トン。年間ベースで2年連続の減少となった。国際価格の高騰や物流の問題で輸入が落ち込んだ。
飼料消費の減少も大豆かすの需要に影響した。ラボバンクは22年の飼料消費が前年比で1%減少したと推定。豚・鶏の飼育数が減少した。
市場関係者によると、大豆かすの在庫が低水準なため、今年の大豆需要は拡大するとみられる。ゼロコロナ政策の解除で経済活動が再開し、肉の需要が増える見通しという。
ただラボバンクは、25年の輸入が8700万トン、30年の輸入が8400万トンに減少すると予測。家畜生産の伸び悩み、農法の改善、大豆かすが少ない飼料配合の普及が影響する見通しという。
PR
PR
PR