- 2023/01/16 掲載
日銀と市場の攻防激化=長期金利、再び上限突破
日銀の金融政策決定会合が17、18日に開かれるのを前に、日銀と市場との攻防が激しさを増している。金融緩和策が一段の縮小に向かうとの観測は根強く、長期金利は13日に続き、週明け16日も日銀の許容変動幅の上限である0.5%を上回った。これに対し、日銀は同日、臨時の国債買い入れを実施。金利上昇圧力を強める市場に対抗する構えだ。
16日の東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが、前週末比0.010%上昇(債券価格は下落)の0.510%となった。約7年7カ月ぶりとなる0.545%まで一時上昇した13日ほどではないが、依然として高水準が続く。
【時事通信社】 〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区(AFP時事)
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