• 2023/01/17 掲載

伊・ポルトガル・ギリシャの銀行、損失吸収力確保が難航も=当局

ロイター

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[ロンドン 16日 ロイター] - 欧州銀行監督機構(EBA)は16日、欧州連合(EU)の銀行に破綻時の損失吸収力および資本再構築力の確保を求める規制について、ギリシャ、イタリア、ポルトガルの銀行にとって達成が難しくなっていると指摘した。

世界的な金融危機後に導入された自己資本・適格債務に関する最低要件(MREL)と呼ばれる規制下で、銀行は2024年1月までに一定の損失吸収力を確保することを義務付けられており、大半が既に基準を満たしている。

EBAによると、21年12月時点で、サンプルとなる域内245行のうち70行が基準に対して計330億ユーロ(357億5000万ドル)の不足となっており、不足額は1年前から42%縮小した。

ただ21年12月以降、中央銀行が高インフレ対策として金利を引き上げたため、MREL適格債券の発行コストは急上昇。これを受け、銀行は同債にさらに高い金利を提供せざるを得なくなった。買い手は銀行側で資本補強が必要になった場合に損失を被ることを承知した上で債券を購入する。

EBAは年次報告書で初めて、MRELが銀行部門の収益性に与える影響を検証し、全体として「管理可能」と結論付けた。ただ、イタリア、ポルトガル、ギリシャなど特定の国や特定の銀行の発行コストは平均を大きく上回っているため、困難を強いられる可能性があるとした。

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