- 2025/05/15 掲載
NY市場サマリー(14日)=S&P小幅続伸、 利回り上昇・ドル小幅反発
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債価格が下落し、利回りが数週間ぶりの水準に上昇した。市場では、トランプ政権の減税・予算案を巡る議会審議での対立が懸念材料になっている。終盤の取引で10年債利回りは3.7ベーシスポイント(bp)上昇の4.536%。4.5%を上回り、6週間ぶりの高水準を付けた。 2年債利回りは4.2bp上昇の4.059%。一時は3月下旬以来の高水準を付けた。国債利回り上昇について、一部アナリストは、予算案を巡る懸念のほかに、米中が関税措置を巡り合意に達したことで景気後退への懸念が和らいでいることが背景にあるとの見方を示している。これにより、米連邦準備理事会(FRB)は利下げに慎重な姿勢を取る可能性があるとの見方から、市場が予想するFRBの利下げ時期は後ずれしている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種が小幅に続伸して取引を終えた。今週は週明けから米中貿易戦争休止やインフレ鈍化を示すデータを受けて堅調に推移したが、この日は今後の経済指標を見極めようと、プラス圏とマイナス圏を行き来する展開となった。 貿易を巡る動きにも引き続き関心が集まっている。トランプ米大統領は13日、湾岸諸国歴訪の最初の訪問国サウジアラビアで事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談し、サウジによる米国への6000億ドルの投資確約を取り付けたほか、約1420億ドル規模の武器売却でも合意した。 また、半導体大手エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などは13日、サウジ政府系ファンドが所有するAI(人工知能)スタートアップ企業との業務提携を発表した。 大型株や成長株が買われ、エヌビディアは4%超上昇。60億ドルの自社株買い計画を承認したAMDも4.7%高となった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米中の関税引き下げ合意を受けた利益確定の売りや米長期金利の上昇を背景とした売りが優勢となり、反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比59.50ドル(1.83%)安の1オンス=3188.30ドルと、清算値ベースでは4月上旬以来約1カ月ぶりの安値水準となった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 5営業日ぶりに反落。予想外の米原油在庫積み増しを示す官民の週報を受け、利益確 定の売りが台頭した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、 前日比0.52ドル(0.82%)安の1バレル=63.15ドル。7月物は0.57ド ル安の62.68ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 146.75/146.
76
始値 145.92
高値 147.09
安値 145.77
ユーロ/ドル NY終値 1.1174/1.11
76
始値 1.1230
高値 1.1235
安値 1.1165
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 96*16.0 4.9759
0 %
前営業日終値 97*00.0 4.9430
0 %
10年債(指標銘柄) 17時05分 97*21.5 4.5423
0 %
前営業日終値 98*00.5 4.4990
0 %
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*21.7 4.1721
5 %
前営業日終値 98*29.0 4.1210
0 %
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.5 4.0592
0 %
前営業日終値 99*16.0 4.0170
0 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 42051.06 -89.37 -0.21
前営業日終値 42140.43
ナスダック総合 19146.81 +136.72 +0.72
前営業日終値 19010.09
S&P総合500種 5892.58 +6.03 +0.10
前営業日終値 5886.55
COMEX金 6月限 3188.3 ‐59.5
前営業日終値 3247.8
COMEX銀 7月限 3244.4 ‐65.6
前営業日終値 3310.0
北海ブレント 7月限 66.09 ‐0.54
前営業日終値 66.63
米WTI先物 6月限 63.15 ‐0.52
前営業日終値 63.67
CRB商品指数 298.4135 ‐2.1196
前営業日終値 300.5331
PR
PR
PR