- 2023/01/18 掲載
米モデルナ、RSウイルスワクチンが60歳以上で有効性83.7%
試験参加者は約3万7000人。副反応で最も共通したのは注射部位の痛みや倦怠感、頭痛で、心筋炎の懸念は見られず、おおむね安全性が示されたとしている。
RSウイルス感染症はよくある風邪のような症状を示すことで知られるが、低年齢の子どもや高齢者には死亡につながる可能性があり、65歳以上では年約1万4000人が感染によって死亡している。昨年秋から欧米でインフルエンザや新型コロナと同時流行。現在は成人向けのワクチンはなく、モデルナと米ファイザー、英GSKがそれぞれのメッセンジャーRNA技術を用いたワクチンの導入で先陣争いをしている。
ファイザーとGSKは昨年遅い時期に米規制当局に承認を申請。ファイザーのワクチンは後期臨床試験で2つ以上の症状に対し66.7%の有効性を示したとされている。
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