- 2025/05/15 掲載
サウジアラムコ、米企業と34件の契約締結 総額900億ドル
アミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は13日、リヤドで開かれた米サウジ投資フォーラムで、米国は投資先として非常に良い場所だと言及。米液化天然ガス(LNG)開発企業ネクストディケード、米エネルギー大手センプラ・エナジーとの契約についても明らかにした。
このほか、AI(人工知能)半導体大手、米エヌビディアと締結した覚書では、先進的な産業用AIインフラの確立を目指すとした。米石油大手エクソンモービルとは、サウジアラムコ・モービル・リファイナー(SAMREF)製油所の大規模な改修を検討する覚書に調印した。
アマゾン・ドット・コムのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)とは、デジタルトランスフォーメーションと低炭素化への取り組みに向けた拘束力のない契約を結んだ。
アラムコによる900億ドル相当の契約は、同社が米国企業と行った1日の発表としては最大規模。エネルギー、テクノロジー、金融など幅広い分野で米国との戦略的経済関係の深化を目指すサウジの意気込みを反映している。
トランプ米大統領の4日間の湾岸歴訪に合わせて開催された同投資フォーラムでは、サウジによる米国への6000億ドルの投資確約のほか、約1420億ドル規模の武器売却などの合意が交わされた。
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