• 2023/01/19 掲載

FRB当局者、インフレ退治へ追加利上げ支持 ペースで相違も

ロイター

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[18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の政策当局者は18日、インフレ鈍化の兆しや経済活動の減速にもかかわらず、さらなる利上げを支持し、政策金利は少なくとも5%に到達する必要があるとの認識を示した。

クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、インフレ抑制に向け、政策金利を5.00─5.25%のレンジを「やや」上回る水準に引き上げる必要があると述べた。

AP通信とのインタビューで「まだ5%には達していないし、個人的な経済予測から見て必要な水準と思われる5%以上にもなっていない」と指摘。利上げを継続する必要があり、利上げ幅に関しては会合で協議するとした。

FRBの政策金利は現在4.25─4.50%。市場では1月31日─2月1日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの引き上げが見込まれている。

だが、消費支出や製造業活動、インフレの鈍化を受け、政策当局者の予想よりも早期に利上げが5%をやや下回る水準で打ち止めになるとの期待も高まっている。

メスター氏と同様にセントルイス地区連銀のブラード総裁も、FRB当局者は利上げ打ち止め前に政策金利を「可能な限り迅速に」5%を上回る水準に引き上げるべきだと述べ、政策金利が5.25─5.50%に達すると見込んだ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のイベントで述べた。

次回FOMCで0.50%ポイントの利上げを支持するかとの質問には「なぜ行くべきところに行かないのか。なぜペースを落とす必要があるのか」と応じ、支持する姿勢を示した。

一部の当局者は0.25%ポイントへの利上げペース減速を支持している。

フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、インフレ鈍化の兆しが見られる中、利上げ幅を0.25%ポイントに減速させる用意があるとの認識を改めて示した。

ただ同総裁も、利上げ停止前にあと数回の利上げを想定した。

ダラス地区連銀のローガン総裁も、景気の先行きに不透明感がある中では利上げの速度を落とすべきの認識を示した。その上で、政策金利の最終到達点が大方の予想を上回る可能性も示唆した。

2023年の見通しにかなりの不透明感があるため、FRBは政策金利の最終到達点を「固定」することは避け、小刻みの利上げを続けることで柔軟性を保つべきだと論じた。

インフレ率が2%目標の回帰軌道に乗ったと確認され、利上げ停止の条件が満たされたとしても、上下両方のリスクが依然として存在し、利上げを再開する余地が残るとの見方を示した。

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