• 2023/01/27 掲載

韓国LGエナジー、第4四半期は大幅増益 北米の見通し良好

ロイター

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[ソウル 27日 ロイター] - 韓国の車載電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES)は27日、北米の車載電池の需要が今年は高水準で推移し、増収要因になるとの見通しを示した。

同社は米国のテスラやゼネラル・モーターズ(GM)などに電池を供給。今年の売上高目標を25─30%増の最大33兆3000億ウォン(270億ドル)に設定した。

同時に発表した第4・四半期決算は大幅増益。自動車メーカーからの豊富な受注残高に対応するため生産を拡大した。今年の設備投資は前年比で50%以上拡大する計画。

主要顧客であるテスラが値下げを実施していることについては、電池価格全体への影響は限定的だと指摘した。

特に欧州では電気自動車(EV)の需要が鈍化しているが、北米では補助金を受けるため米国製の電池を求める顧客が増えており、見通しは明るいという。

同社は北米に複数の合弁工場を保有している。電池の受注残高は昨年末時点で385兆ウォンと、今年の予想売上高の15倍以上。

現在は中国からテスラに電池を供給しているが、計画中の米アリゾナ州工場から電池を供給する方向でテスラなどと「積極的な協議」を進めているという。

第4・四半期の営業利益は2370億ウォン(1億9300万ドル)。前年同期は760億ウォンだった。エネルギー貯蔵システム関連の引当金や年末の賞与など一時費用の計上が要因で、リフィニティブがまとめた市場予想平均の2560億ウォンを下回った。

売上高は92%増の8兆5000億ウォンだった。

同社は、将来的に世界の電池生産能力の約半分を北米地域に割り当てる方針を表明。電池の年間生産能力が2025年末までに約540ギガワット時になるとの見通しも示した。

サムスン証券のシニアアナリストは「今年は北米の需要が好調で、LGESにとって悪い年にはならないようだ。ただ、欧州は他の主要市場に比べてマクロ情勢が悪化する可能性が高く、EVの需要が鈍化する見通しだ。LGESが北米を重視することが一段と鮮明になった」と述べた。

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