電力１０社とも据え置き＝都市ガス３社値下げ―３月料金

電力大手１０社は２７日、３月の電気料金を据え置くと発表した。液化天然ガス（ＬＮＧ）など発電用燃料の価格高騰が続いているが、燃料費上昇分を料金に反映できる「燃料費調整制度」の上限に達しているため。今月始まった政府の負担軽減策で抑制された料金は維持される。一方、東北電力など７社は４月以降の家庭向け規制料金の大幅引き上げを経済産業省に申請している。

都市ガスは、このところ燃料費の高騰が落ち着いているため、大手４社のうち東邦ガスを除く３社が３月の料金を引き下げる。標準家庭で東京ガスは前月比１６０円、大阪ガスは１９円、西部ガスは２０３円の値下げ。

【時事通信社】