- 2023/01/28 掲載
ダイキン、メキシコに米州研究開発センター設置を検討=新工場の建設開始
【サンパウロ時事】ダイキン工業は、米州市場のニーズに応じた空調機器を提供するため、メキシコ国内に研究開発センター設置を検討していることを明らかにした。米子会社ダイキン・コンフォート・テクノロジーズ・ノースアメリカの赤間悟社長が25日、メキシコ中部サンルイスポトシ州サンルイスポトシで行った新工場の起工式で語った。
赤間氏は「新工場の建設以外に、米州の市場の変化や顧客のニーズを先取りした空調商品をスピーディーに開発するため、このメキシコ国内に商品開発のR&Dセンターの設置を検討している」と述べた。
ダイキンはこの日、現在操業中のサンルイスポトシ工場の敷地内で、新たに2工場の建設を開始した。一つは住宅用空調機、もう一つは業務用冷凍装置の生産を行う。新工場の本格操業開始は2024年4月を予定。既存の工場と合わせ、現地子会社ダイキン・マニュファクチュアリング・メキシコの従業員は約4000人となるという。
住宅用空調機の新工場には2億3000万ドルを投資し、年間270万台の生産能力を計画。2200人の新規雇用が見込まれる。一方、業務用冷凍装置の工場は5000万ドルを投資し、年間4500台の生産能力を目指す。250人の雇用が創出されるという。
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