- 2023/02/13 掲載
継戦能力確保のためにも財政余力の維持強化が不可欠=鈴木財務相
現在の日本は金利を人為的に低く抑制して国債発行などを容易にする「金融抑圧」の状況にあるのではとの質問に対しては、日銀の金融緩和政策は経済を下支えし、賃金上昇を伴う形で持続的・安定的な物価安定目標の実現を目指すもので「国の債務負担を軽減するなどの国債管理上の目的から金融緩和が行われているとの指摘は当たらない」と語った。
鈴木財務相は、歴史的な低金利の継続で国債発行残高が累増する中でも利払い費が増えないという状況が続いてきたのは事実だが、「金利上昇による利払い費の急増リスクが大きくなっているという認識もしている」と説明。市場や国際社会における中長期の財政の持続可能性に対する信認が失われないよう、経済再生と財政健全化の両立に努めるとした。
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