- 2023/02/14 掲載
NY外為市場=ドル下落、利益確定売りで 対円では上昇
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、不安定な取引の中、ドルが下落した。先週上昇を続けていたため、14日の1月米消費者物価指数(CPI)発表を控えて利益確定売りが出た。
ドル指数は0.3%下落の103.29。 ユーロはアジア時間に1カ月ぶりの安値となる1ユーロ1.0656ドルを付けたが、終盤には0.4%高の1.0719ドルとなった。
英ポンドは0.6%上昇し1.2134ドルだった。
一方、ドル/円は一時132.91円まで上昇し、1月6日以来6週間ぶりの高値を付けた。終盤は0.7%高の132.34円だった。
コンベラのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「株高と長期債利回り低下を受け、明日のCPIを前にドル高は一服した。リスクオントレードが円の重しとなる一方、日銀次期総裁が必ずしもマイナス金利政策からの迅速な軌道修正を示唆しない可能性があることも売り材料だ」と述べた。
米ドルは米2年債券利回りの上昇に連れ高となった。米国利回りの上昇は円安の大きな要因となっている。今年に入り、米国金利がピークに近づく一方、日銀が超低金利政策から脱却するとの期待が高まったため円は値を回復したが、現時点ではいずれのシナリオも遠のいたとみられている。
スイスフランは強含みとなった。ドル/スイスフランは一時0.9193スイスフランまで下落。終盤は0.4%安の0.9197フランだった。
ドル/円 NY終値 132.40/132.43
始値 132.70
高値 132.91
安値 132.27
ユーロ/ドル NY終値 1.0720/1.0724
始値 1.0674
高値 1.0729
安値 1.0674
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