- 2023/02/14 掲載
アダニが外部監査責任者にグラントソントン起用、不正疑惑払しょく狙う=関係者
空売りで知られる投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが1月24日のリポートで、アダニがタックスヘイブン(租税回避地)の不正利用や株価操作を行っていると指摘。富豪のゴータム・アダニ氏が率いる同グループはこれを否定し続けているものの、投資家の懸念は解消されず、グループ傘下の上場7社は過去3週間で時価総額を合計で約1200億ドルも失った。
こうした中でアダニは先週、法令順守や関係会社間取引、内部管理などの問題を検証するために外部監査を検討していると表明していた。
関係者の1人によると、グラントソントンはグループの関係会社間取引が企業統治の基準に沿っているかなども調べるという。
ヒンデンブルグはリポートで、グループの上場企業や未上場企業による開示されていない関係会社間取引が複数あり、インドの情報開示規則違反だとの見方を示した。
一方アダニ側は、全ての関係会社間取引は公正妥当で適切に開示され、法的資格のある外部監査法人の審査と監査を受けていると反論している。
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