• 2023/02/14 掲載

午前の日経平均は反発、米CPIへの警戒で買い手控え

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 14日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比152円29銭高の2万7579円61銭と、反発した。前日の米株高の流れを受け前日比278円高で寄り付いたが、買い一巡後は今晩発表の1月米消費者物価指数(CPI)への警戒感から上げ幅を縮小した。

日経平均は、心理的節目の2万7700円を超えて堅調に取引が始まった。前日の米国市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したため、東京市場でも日経平均への寄与度が大きい半導体銘柄が買われた。決算を材料にした個別銘柄の売買も交錯した。

買いが一巡すると上げ幅を縮小し、その後は伸び悩む展開となった。米CPIは伸び鈍化のペースが緩むと予想されており、利下げ観測が後退することで株安要因になるのではないかと警戒され、買いを手控える動きにつながっている。

政府は日銀の黒田東彦総裁の後任に経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事案を国会に提示したが、相場に大きな変化はみられなかった。

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャーは、日銀人事案は織り込み済みと指摘。「CPI発表を控えているので、後場にかけても上値は重いだろう。米株の先物もさえないので、現在の水準でもたつく展開が想定される」(浪岡氏)という。

TOPIXは0.59%高の1989.33ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆2984億5300万円だった。東証33業種では、値上がりは金属製品や食料品、機械など29業種で、値下がりはサービス業や陸運業など4業種だった。

東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連はしっかり。決算を嫌気されたリクルートホールディングスは4.7%安と軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1361銘柄(74%)、値下がりは401銘柄(21%)、変わらずは70銘柄(3%)だった。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます