- 2023/02/14 掲載
エアバスCEO、幹部に奮起促す 不本意な1月納入実績で=関係筋
1月の納入機数が33%減少したことについて、フォーリ氏は、また1つ「警鐘が鳴った」と述べたという。
会議の発言内容を知る関係筋は「このようなことが2度と起きるべきではない」とCEOが強調した、と述べた。また、普段は冷静なCEOが「激怒」したと別の関係筋が話した。
エアバスは22年半ばに年間の納入目標を720機から700機に引き下げ、11月に目標を撤回。サプライヤーは、再び納入延期が相次ぐ可能性を予想している。
このため、同社の16日の決算発表に注目が集まっている。
エアバスはこれまで、納入遅延についてエンジンなどの供給の遅れが原因としてきた。ただ、供給状況は足元で改善しており、社内の構造や業務管理体制などに焦点が当たるようになった。
関係者らは、現時点で今年の納入目標が昨年当初の720機を大きく上回らないだろうとしている。
ただ、フォーリ氏の発言は700機までは許容する可能性も示唆している。多くのアナリストは、22年実績の661機を上回る750機に近い目標になると予想している。
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