- 2023/02/14 掲載
午後3時のドルはじり安で131円後半、米CPI前に円反発
ドルは朝方の高値132円半ばから、日中を通じてじり安展開が継続。午後に131.79円と、前日海外にかけて進んだ上昇を帳消しにする下げとなった。
下げに特段の手がかりは見当たらなかったものの「発表後の値動きが数円に達することも珍しくない米CPIを控えて、持ち高を圧縮する動きが見られた」(FX関係者)との指摘が出ていた。
円は対ドル以外でも同様の動きで、ユーロが海外高値の142円前半から141円半ばへ、NZドルが前日海外高値の84円半ばから83円半ばへ下落した。
オーストラリアドルも同92円半ばから91円半ばへ下落した。豪では2月消費者信頼感指数が前月から6.9%低下し、1月の5.0%上昇を打ち消す低下を見せたことも話題となった。
政府は14日午前、日銀総裁に元審議委員の植田和男氏、副総裁に前金融庁長官の氷見野良三氏と現理事の内田真一氏を起用する人事案を国会に提示した。提示直後、円相場は小幅に上下したが、大きな動きには至らなかった。
市場では、これまでの植田氏らの発言などから、新総裁下の政策運営を予想する試みが多数行われている。円相場はしばらく思惑に振れやすい状況が続きそうだ。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 131.86/88 1.0737/41 141.59/63
午前9時現在 132.32/34 1.0729/33 141.99/03
NY午後5時 132.40/43 1.0720/24 141.98/02
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