- 2023/02/14 掲載
上場地銀、半数超が減益=債券運用損益は9割悪化
上場地方銀行75社・グループの2022年4~12月期決算が14日、出そろった。比較可能な70社・グループの連結純利益(一部は単体)の合計は、前年同期比3.0%減の6647億円で、半数超に当たる39社・グループが減益だった。国債等関係損益が9割で悪化したほか、エネルギー価格高騰などが取引先の経営を圧迫し、与信費用が増えて利益を押し下げた。
単体ベース(90行)では、純利益の合計が1.0%減。債券運用の損失が響いた福邦銀行と与信費用が膨らんだきらやか銀行が赤字となるなど、51行が減益または赤字となった。
欧米の利上げに伴う金利上昇(債券価格は下落)で含み損を抱えた外債の売却が響き、国債等関係損益が82行で悪化した。有価証券関係損益も77行で悪化した。
【時事通信社】
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