- 2023/02/21 掲載
長期金利、再び「上限」超え=日銀政策修正にらみ国債売り
21日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時0.505%に上昇(債券価格は下落)した。日銀が容認する変動幅の上限である0.5%を超えるのは、1月18日以来約1カ月ぶり。日銀総裁の交代を見据え、金融政策が近く修正されるとの観測から海外投資家などによる国債を売る動きが強まっている。
日銀は昨年12月、長期金利の上限を0.25%から0.5%に引き上げた。これを受けて市場では、日銀が長短金利操作を含む現在の大規模金融緩和策をさらに修正するとの見方が拡大。債券価格の一段の下落を見込んだ海外勢の国債売りにより、今年に入り金利上昇圧力が一段と強まりやすくなっている。
【時事通信社】
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